【戦力分析 イタリア】
近年、着実に実力を積み上げて来ているイタリア代表。
2012年の欧州野球選手権では、無敗のまま2連覇を達成する等、力はつけていきている。ただ、WBC参加の他国と比べると、力が劣る印象は拭えず、厳しい戦いを強いられそうだ。
主力選手は、まず、投手では昨季64試合に登板したジェーソン・グリッリやアレッサンドロ・マエストリ。マエストリは日本のオリックスバファローズに所属している。昨季途中加入で4勝3敗、防御率2.17の好成績を残し、代表入りした。
オリックスで同僚となる侍ジャパンの糸井とのフリー打撃対決でも、25球で安打性の当たりが1本もなかったなど、調子は上々のようだ。
打線では、マリナーズのアレックス・リッディとカブスのアンソニー・リッゾが中心。アンソニー・リッゾは昨季、打率285.、15本塁打を放つ活躍を見せた、勢いのある選手である。
ただ、繰り返すが、全体のチーム力は他国と比較しても見劣りがするため、やはり苦戦は避けられないだろう。