【戦力分析 ドミニカ共和国】

WBCでは毎回、“MLBオールスター”“優勝候補”と評されながらも、第一回大会では準決勝敗退、第二回大会では格下オランダに連敗するなど、1次ラウンドすら突破出来なかった。そのため、「個人の能力と実績は抜群だが、それらがそのままチーム力に反映しているとはいえない」チームとも判断出来る。

しかし、改めて今回のメンバーを見ると、やはり期待せざるをえない豪華メンバーが顔を揃えている。

野手ではまず、ヤンキースの中核を担う二塁手で4年連続打率3割以上をマークするロビンソン・カノ。広角に打ち分けるシェアな打撃だけでなく、送球技術はメジャー屈指の実力と評されている。

他には、2011年に打率337.をマークし、首位打者にも輝いたホセ・レイエス。メジャーでは過去オールスターにも3回出場、盗塁王も3回獲得するなど、実績、実力共に超一流の内野手。メジャー通算158発、通算打率が3割近い強打者、ハンリー・ラミレスなど、現役で活躍するメジャーリーガーを多数揃えた打線は強力だ。

では、投手陣の方に目を向けてみよう。

2009年から3年連続で2ケタ勝利を挙げる、パイレーツのワンディ・ロドリゲス、ペドロ・マルティネスと比較されるほどのキレを誇るチェンジアップを武器とするパドレスのエディンソン・ボルケスなど、こちらもメジャー選手が顔を揃える先発陣となる。これらの選手がキッチリゲームメイクをできるかどうかは見どころだ。

加えて、2012年シーズンに25セーブをあげたサンティアゴ・カシーヤ、メジャー通算141ホールド、109セーブをマークするオクタビオ・ドーテルなど、リリーフ陣もメジャー実績のある選手が参加している。

このように、メンバーはしっかり揃っており、個々の能力は高い。その分、それらをチーム力として発揮出来るかどうか。“優勝候補”と評されてきたその実力を結果に結びつけるには、この点が大きな鍵を握ってくるだろう。